●◆■  私のこと  ■◆●   

 「自己紹介」 して自分をアッピールできる自信も無いのだが、個人のホームページを見ると必ずこの 「自己紹介」 が定番のように付属しているので私もそれに従うことにした。 「私はこんな男です」 と言っても誰も興味も湧かないだろうから勝手に紹介することにする。

しかし、還暦をとっくに過ぎた私を紹介するにしてもそれはほんの一部で、本当に私の全てを紹介できるはずはないと思っている。一人の人間を簡単に紹介して判るようならば人生の中で苦しむことはないからだ。何故なら人生に於いて何に多く苦しむかと言うと人間関係の中での感情の授受不足からの悩みのはずである。
以下ご紹介するプロフィールもいわば看板か商品を宣伝するチラシのようなうわべだけのことだと思って読んで戴くといいだろう。

さて 「お前は、自分をアッピールするセールスポイントはあるか?」 と問われたら私は 「ありません」 と答えるでしょう。 「そうは言っても何かあるだろう?」 と言われれば暫く時間をいただいて考えなければならないほど私はあまり自慢できるものが無い。

趣味趣向の範囲は少ない方ではないが、そのようなものは個人的なもので人様に胸を張って言えるものでもない。強いて私を売り込む言葉を見つけるならば 「一生懸命動くことが好きな男です」 と答えるしかない。かつて信望する真言宗のお坊さんが私を見て 「あなたは死ぬまで忙しく働く人ですね」 と言った。何となくその言葉がぴったりと私に合っているようで不思議な気持ちになったことがあった。その真意はいろいろあるようだが、毎日を無事に過ごして自由に動けることを感謝しなさい、との意味があると解釈し改めて胸に感ずるものがあった。

私は人様から見た時に外的には見栄えのしない乏しい男でもあっても、内的には秘めたる強い感情のたぎる男だと思っている。義理や人情の世界に憧れてはそこにある人と人との気遣いや思い遣りにいつも感動している。人は生きるためには温かみのある知情意が必要な存在だから、その中で暮らすにはやはり温かさを振りまいて、また人様から温かさを貰って生きたいと思うのは私だけであろうか。

このような言葉しか私を紹介できなのでご容赦ください。



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